船長は王様
「船長」ってのは誰が何と言おうとえらいです。船の上では船長の指示に従わなければなりませんからね。言うなれば王様です。
今の日本で王様になるには、夜の銀座あたりでドンペリをドーンと開けてドーンとお金をばらまくという方法もありますが、一般庶民にはそんなお金があるハズもなく、王様になりたいのならボートに乗るのが一番の近道かもしれません。
会社のオーナー社長というのも王様状態でしょうが、社長さんでボート乗りの人は多いですね。そのような人は根っからの王様志向なのかもしれません。たぶん家庭でも亭主関白だったりするのでしょう。それとは逆にサラリーマンボート乗りは、仕事では奴隷(家庭でも奴隷?)であり、仕事でのウップン(家庭でのウップン?)を晴らす為に、休日はボートに乗って王様になりたがるのかもしれません。
船長は王様ですが、乗り物の「長」はすべて王様という訳ではありません。車だと運転している人より後ろのシートでデーンと座っている人の方が王様っぽいし、飛行機の機長は王様っぽいけど一般庶民が機長になるのは現実的でないし、電車は車掌や運転手が何かを決断する事はほぼ無いから王様とは言えません。
そして、王様の程度にボートの大きさは関係ありません。巨大客船だろうが2人乗りのミニボートだろうが、「船長=王様」の図式は変わりません。しかしまぁ好んで小さいボートに乗っている人でも、バカデカイFB艇でビキニの美女をはべらせて葉巻をふかしてブランデーをコップの中でグルグルするなんて事をやってみたいと思っているんじゃないかなぁ。
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