右左右


 先日、小さな子が交差点で立ち止まって、おもいっきり首を右!左!右!と振っていました。
 学校だか幼稚園だかわかりませんが、どこかで安全確認を叩き込まれて忠実に実行しているわけです。はたから見ると安全を確認する事よりも首を振る事の方が大事かのようなオーバーアクション!まぁこれは誰もが幼い頃に教わる事ですが、そんな光景を見て子供の頃の疑問をふと思い出しました。
 「何で右だけ2回見るのだろう?」そう思いませんでしたか?当時は「右を見て、左を見ると、その間に右から車が迫って来ている可能性があるので、もう一度右を見る」と聞いた気がします。でもそれを言ったら、もう一度右を見ている間に左から危険が迫ってくるかもしれないのになぁ、かと言ってそれを考えると、もう一度左を見る必要があって、どこかで止めないとず〜っと右左を交互に見続ける事になってしまうなぁと、なんだかスッキリしない思いでした。
 ある日、「もう一度右を見るのは、車は左側通行であり、道路を渡り始める時はまず右から車が迫ってくる」という事に気づきました。しかし、道路の中央を越えると左から車が迫ってくる訳であり、その理屈だと渡っている途中の中央付近で一度左を見る必要があるのですが、「道路の中央まで渡ったら左を見る」とは習わなかった気がします。
 まぁ安全を確認して事故さえ起きなければどうでも良い事なのですがね…

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