自作ボート:接着〜グラッシング



 FRP工作をする場合、繊維はガラス繊維のほぼ一択、樹脂はポリエステルかエポキシを選ぶことになりますが、ステッチアンドグルー工法ではエポキシの使用が基本のようです。
 エポキシは接着にも使えるし、コーティングやFRPの樹脂としても使えるし、水に強く、ポリエステルより性能が良いようです。また、ポリエステルの場合、インパラ・ノンパラの使い分けが面倒です。
 エポキシのマイナスポイントは、価格面と、入手が難しいことでしょうか。ホームセンターではまず売ってなくて、ネットで検索してみるとウッドカヌーショップなどで小売してくれるショップが出てきます。
 今回の工作では入手の容易さから、コニシボンドE206を使いました。これはコンクリートのひび割れに注入する目的のもので、ボート工作用ではありませんが、建築用だから耐候性や強度に優れているでしょうし、また、流動性に優れているので、ガラス繊維への浸透も良いです。AMAZONでポチッと購入しました。(販売:栗本薬品工業 3kgセット、7,270円、送料660円)

 エポキシの塗布等のためにハケやスプーン等、100均のシリコン製品を用意しました(手入れが楽)。ハカリは以前、中華通販で購入したもの。


 接着にはエポキシのパテを使いますが、ノリが良くなるのではないかと思って、パテの前にエポキシ樹脂を塗ってみました。
 効果があったかどうかわかりません(次に作る際はやらないと思います)


 パテはエポキシ樹脂に木粉(おがくず)を混ぜて作りました。
 木粉はわざわざ製品を購入。AMAZONに出品している株式会社カジノのNo.100(150μ)とNo.45(355μ)それぞれ500gで600円。使った感じだとNO.100だけで十分だったかなと。


 エポキシ樹脂を混合してから、木粉を投入して、生クリーム状のパテを作りました。


 ケーキを作る時の生クリーム絞り袋に入れて、接着部に充填。


 フィレットをつけて(Rにならして)、固まったところ。
 この作業は、かなり丁寧に行った方が良いです。写真のフィレット中央やや左の筋程度の出っ張りでも、後々ガラステープが浮くことになります(かなり失敗しました)


 パテ付け完了。
 じつは、木粉No.45で接着のあと、No.100で綺麗に成形という手間を踏んでいますが、後から思うとNo.45の工程は要らなかったかなと。


 銅線を取り除きます。
 銅線は木の中に残ってしまっても構わないらしいですが、一応全部取り除きました。


 接合部はFRP加工で補強します。
 ガラスクロステープはネットで購入。


 足が載ることになる部分は、強度があった方がよいと思い、ガラスクロスを貼りました。
 


 ガラステープにエポキシ樹脂を浸透させます。
 


 硬化後の写真ですが、フィレットが雑だった部分のテープが浮いています。
 後々、浮いている部分は、すべてカッターで取り除きました。


 内側のFRP加工後にシアー材を接着。
 ちなみに、船内中央に水たまりみたいに見えるのは、余分だったエポキシ樹脂が溜まって固まったもので、かなり無駄遣いをしてしまいました。


 座席の受け部分を現物合わせで調整し接着。


 船体外側はガラスクロスを貼って、底と接合部をグラッシング。


 軽量化、省力化、コスト削減から、側面やトランサムはグラッシングせずに、エポキシ樹脂を塗っただけです。


 娘にも手伝わさせて、樹脂を浸透させ、空気を抜きます。


 ゴムヘラが使いやすかったです。


 グラッシング後にパテをうちました。
 パテはエポキシ樹脂にガラス中空パテを混ぜたものを使いましたが、削るのが楽で作業性が良好でした。


 船外機はL足仕様を考えていましたが、トランサムボードが飛び出ているのがカッコ悪いなあと我慢できなくなり切り落としました。


 デッキを張るための梁?などを追加しました。


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