番外編:マレーシア遠征3


 朝はまだ真っ暗な5時50分に遠くからコーランが聞こえてきます。
 日の出は7時頃でした。
 

 中華レストランは7時開店と聞いていましたので、開店時間に合わせて行くと、すでに沢山のお客がいます。
 欧米人グループなんて、竿をズラッとならべちゃって、お揃いのトーナメントシャツを着てます。
 ロッドは結構太めで、リールはダイワとシマノばっかり。そしてどれも右巻き。


 中華レストランの朝食メニューは3つ。スープヌードル、ドライヌードル(焼きそば)、トースト。
 スープヌードルを注文するとあっさりで、朝食にピッタリでした。


 お昼の弁当は中華レストランで頼めます。店主に「船長と助手の分も持って行くんだよ」と言われました。
 お会計は朝食とミネラルウォーターとランチ弁当×5でRm67(約1,700円)
 ボートの上で飲むための缶ビールを購入、6缶でRm54(約1,400円)
 空港のコンビニで1缶Rm10程度だったので良心価格です。
 なお、ボートで飲むミネラルウォーターはサービスで大量にクーラーへ入っていました。


 出艇は8時。
 部屋で準備して待っていると迎えが来ました。
 迎えに来たのは、船長じゃなくてどうやら船長を雇っている人。本業は消防士で、交代勤務だから勤務以外は時間があるので副業をしているみたいです。ちなみにFaceBookのアカウントは「Jat Rompin Boat Charter」なので、この人に直接連絡を取ればボートを手配できると思います。


 船外機はスズキの175PS×2機掛け。
 ロンピンのボートはどれも2機掛け。魚が掛かった後のボートコントロールを考えると2掛けが便利そうでしたが、1機掛けでも何とかなりそうな動かし方だったので、そのうち300HPの1機掛けとか出てくるかもしれませんね。


 まずは、ライブベイト用のアジ釣り。
 (一生懸命やっていたのか写真を1枚も撮っていませんでした)
 釣法は空サビキ。日本でショットガン釣法を長年やってきた経験からはサバ皮が最強と思っていますが、持ち込んだサバ皮のサビキを見て助手君はイマイチな顔。何でもハゲ皮が一番良いらしい。
 ちなみに、サビキやオモリは持ち込みが基本のようです(ボートに予備はありました)
 ロンピンの沖はずーっとフラットなのですが、所々に漁礁があって、その日にアジが付いている漁礁を探して周ります。これが意外と苦戦。アジがなかなか釣れない・・・
 基本的に群れがそれほど大きくないので、釣れる時もピンポイントだったり、漁礁の目印のブイのロープへタイトに付いていたり。相手が人工物なので根掛かりも多く、予備サビキは多めに持ち込んだ方がよいと思います。

 アジ釣りに一喜一憂しましたが、今日のメインはこれじゃありません。
 セイルフィッシュのライブベイト釣りをするにあたって助手君が「持って来た針を出せ」と。3人それぞれ持ってきた数種類の針を見せるもダメ出し。
 どうやらネムリの入っている針でないとダメなようです。オススメは韓国製のこれでサイズは5/0でした。結局1日目はボートへ予備で置いてあった針を使わせてもらいました。
 

 今回のセイルフィッシュのポイントはこの辺り。
 ロンピンから1時間半程かかります。
 ずーっとフラットで、水深は20mちょっと。
 どうしてセイルフィッシュがここに集まるのか謎です。


 泳がせの竿は2本までとのこと。
 まずはTさんとHさんの竿で流すと、開始早々、Hさんの竿にヒット!
 まだ心の準備が出来ていないうちに掛かってしまった感じ(笑)
 掛かったあとは、バンバン跳ねてドラグは唸りラインキャパが心配になりますが、しばらくすると大人しくなるファイト


 1本目を無事キャッチ!
 一番乗りは肩の荷が下りていいなぁ

 ロッド:ナマゾンモバイルS765MH
 リール:セルテート3500
 ライン:PE2号、ショックリーダー80lb


 お昼ご飯は、中華レストランのランチ弁当。
 日替わりで、本日はチキンライス。
 タレで味変を楽しむのが良い感じ。


 僕の竿にもキター!
 かなりの勢いでドラグが出て、跳ねるとテンションが抜け、竿がガクンガクンします。
 ラインキャパが心配になってくると船長がボートを動かし追ってくれてラインを回収。
 そうこうしていると、魚は大人しくなってくる。というか針が掛かっているのを忘れてまったりと泳いでいる感じ
 でも魚はそれなりに重たいので寄ってこない。これを寄せるのはかなりパワーのある竿じゃないとダメでしょう。
 魚の頭をこっち向けて、巻ける時は巻き、走る時は耐えてというようなやり取りをするというより、掛かった直後は手が出せない、暴れなくなったら動かない(寄せられない)という感じで、ボートコントロールで寄せてもらった分巻き取るという感じです。


 船中2匹目は僕がキャッチ。
 これを釣るためにここまで来たのだ!

 ロッド:EUダイワソルティストモバイル6ft5in
 リール:バイオマスターSW6000HG
 ライン:PE3号、ショックリーダー80lb


 Tさんのロッドにもヒット
 目の前で食ったので、走る走る!


 最後の1人のプレッシャーを跳ね除けて無事キャッチ!

 ロッド:ツララポルタメント73イヌクシュク
 リール:ソルティガ4500
 ライン:PE5号、ショックリーダー70lb


 3人とも釣れたので1時間程早上がり。
 帰りはそれなりに波風がある中を、23ノット位で走るので、後方で寝ていた2人は全身ズブ濡れ。


 帰港後には、消防士に釣具屋へ連れて行ってもらい、サビキ、オモリ、泳がせ用フックを購入。


 釣具屋の位置はここ


 夕食はいつもの中華レストラン。
 3人とも釣れたので上機嫌。


 メニューの魚料理には、4種類の魚名が書いてありましたが、店主にオススメを聞いたら「キングサーモンが良いよ」とのこと
 注文して出てきたのがこれ、どう見てもキングサーモンに見えないのですけど・・・
 お会計は料理5皿、ビール6本でRm274(約7,100円)

 宿にはヤモリが多数いました。




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