番外編沖永良部島の巻


 「沖永良部島」って知っていますか?鹿児島と沖縄の間にある島です。うちの妻は生まれも育ちも千葉ですが、妻の両親がその島の出身で妻の親戚が多く住んでいます。今回はイトコの結婚式がありノコノコと付いて行く事にしました。
 島を訪れるのは、たぶん4回目なのですが、毎回トーゼン釣りをしてきます(^^)ちなみに前回はオカッパリだけでしたが、今回はイトコのエレクトーンの先生の旦那さんが、本職の漁師との事で乗せてもらえる事になりました。
 当日は朝5時出港。早めに起きるつもりでしたが前日が結婚式だったので少々寝坊し、慌てて港へ。横浜より日の出が遅く暗い中を出港。ポイントまでは昨夜?のアルコールと寝不足が原因で船酔いしそうな感じでした(結局大丈夫でしたが・・・)



第五光洋丸でポイントを目指します



 ポイントはパヤオ。パヤオと言っても海面には何もなくて水面下40m位にある中層型浮魚礁です。まずはミノーを曳いてみたりジギングしてみますが反応なし。船長が漁具を投入した後、餌釣りに切り替えです。じつは何日か前から餌付けをしていたようで餌を入れると魚がビュンビュン走っているのが見えます。話によると餌だからスグに食う訳ではなくて、毎日餌をあげると、だんだん食べるようになってくるそうです(飼い付け漁という漁法でしょうか)そんな状態で釣りをさせてもらいます。仕掛けは糸と針だけ。針に餌をつけて海に放り込んで3秒後「ハィ食った!」しかしラインブレイク。ノットが甘かった感じです。でも魚は興奮状態なので、すぐに次の魚をゲットできました。



キハダだと思います。キハダとメバチはよく似ているそうです。
ちなみにメタルジグへの反応はメバチの方が良いそうです。


 魚はイレ食い状態。投入すれば釣れるという感じ。僕は竿を使っていますが、船長は手釣りなので手返しが早い。見ていると、針を付けた餌をポーンと2,3m先へ放り込む→パクッ→ヒョイと抜き上げる→魚を絞めてその辺に転がす。これの繰り返しで魚が何匹か溜まったら氷の中へ入れます。正座して釣っているし、お座敷釣り堀で金魚でも釣っているようです(笑)



魚を抜き上げるところ



 ちなみに船はドテラ流し。パヤオから大きくハズレると潮上から流し直します。あまりにもスグに食いつくものだから、遊び心をだしてルアーを付けてみました。まずはシコトウィッチャー。放り込むとバクッ!魚が興奮状態だからかアクションもなくスグに喰い付きました。



ザウルス倒産後に安売りで買ったシコトウィッチャー。手返しを考えて後ろの針は外してみました。



 それでもしばらくやっていると、ルアーと見切られているようで食わなくなってしまいました。そこでダイワのドラドジャークを付けてキャストしアクションを付けてみます。



バックリ喰っています。






今回釣れた中では大きい方。5kg位はあるのでしょうか。



 トップでも喰うんじゃないかとTDペンシルでやってみると出る出る。やっぱりトップで釣るのは楽しいです。



カツオも沢山つれました。



 気がつくと船長の餌釣りの釣れ具合がイマイチで、ルアーの方が釣れるようになってきました。餌の方が釣れると思っていただけに、これには船長も僕もビックリ。竿を使ったルアー釣りだと手返しが悪いので、漁だと使いづらいと思いますが「餌で喰わないが、どうしても魚を獲りたい時に試してみたいな」との事でした。
 帰りは追い波に揺られながらビールを頂き気分良く帰ってきました。次回は大物マグロを釣ってみたいです。



港にて




戻る