アコウ?


 何を釣るかハッキリとしないまま、とりあえずボートを出しました。切り身のエサを持ってきたので深い場所まで行けたらいいなぁと思いながらボートを走らせます。



横須賀沖の潜水艦。動いていないようでした。
潜水艦も船だからアンカーを持っているのでしょうね。潜水艦がアンカリングしているのは似合わない気がします。



 久里浜沖まで来ましたが少々風が強い。釣りは出来る程度ですがバッチャンバッチャンするのは必至です。風は北東なので千葉県側の方が海況は良いかと思い保田沖まで行ってみます。久里浜沖よりかは波が低いので釣りをする事に。オニでも釣れないかと天秤仕掛けを下ろしてみます。ここで釣れたのはシロムツ、オタマジャクシ風なドンコちゃん、布キレ!水深150mの底にある布キレってのも気味悪いなぁ。
 風が弱まって来たので、富浦沖まで行ってみます。海底地形図で目星を付けたポイントをやってみます。でもこの目星が実にアバウト。ボートの上には定規もないので読んだ値もイイカゲン。GPSは世界測地系なのでその分のズレもあるけどまぁイイや。このポイントで釣れたのは、口裂けニョロ、オタマジャクシ、ノドグロカサゴ。



口裂けニョロ1。深海アナゴの一種でしょうか。






口裂けニョロ2。上のとは種類が違う感じがします。



 コンテナ船がこっちに来るし、このポイントはもうやめようと思い、巻き上げていると竿がガクガク言ってリールが逆転しています。コンテナ船は真っ直ぐこっちへ向かって来て衝突コース。僕のヘボ電動リールは魚の引きに負けているので、あわてて手巻きで強引に巻き上げます。残り100mをフガフガ言いながら上げるとメタリック色のエチオピアが5本針に見事に5匹。こりゃ重いハズだ。急いで魚を外してコンテナ船の進路から抜け出しました。








 次に選んだポイントは浮島沖の水深400m。5本針は面倒なので3本針へチェンジ。底についてしばらくすると竿がピクピク、しばらく待ってからスイッチオン。巻き上げ中に竿先を見ていたらいつの間にか居眠り。電動リールの止まる音で目が覚めます。残り1mを手巻きで上げると、赤い魚がくっ付いている!「小さいけどアコウが釣れた〜」と喜んでみたものの、僕はアコウを見たことがありません。よくよく考えてみたらこれがアコウか判りません。まぁオタマジャクシと比べたら、はるかに美味しそうなので良しとして帰る事にしました。








 帰ってから調べると、アコウとそっくりな魚でホオズキという魚がいるようです。写真で見ると背中のとげが13本あるので、アコウのようですが、尻尾が平らってところからするとホオズキっぽいし、どっちなんでしょ?
 ネットで見たらしゃぶしゃぶが美味しいとあったので試してみました。身を取って、残りの頭等はダシ&残った身を食べるように丸ごと鍋に放り込んだのですが、水にトロミがつきました。ゼラチンだかコラーゲンだか、そんなのが大量に含まれているのでしょうか。
 皮ごと食べるのが美味しいと書いてあったので、シャブシャブ用の切り身は皮付きにしたのですが、皮が厚くて固いのです。魚の皮というよりも、鳥の皮みたいな感じ。皮だけ焼き鳥の「皮」みたいにしたら良さそうです。

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